指導者の演説 2012 12 21

 日本では、平和ボケをしている人は別として、
多くの識者が気づき始めているかもしれません。
 あれは、リップサービスだったかもしれませんが、
胡錦濤政権時代は、曲がりなりにも、
指導者たちが、演説で、世界の平和や調和などを述べていました。
 しかし、習近平氏の時代になると、
演説から、そういう言葉は、一切、消えたと思います。
リップサービスでも、言わなくなったのです。
 そこに、強さと凄みを感じます。
あるいは、軍主導になってしまったのか。
 たとえ世界の独裁者でも、普通は、
「わが国は、平和を尊重している」などと言うのです。
 2012年12月20日の産経ニュース電子版には、このような記事があります。
 注目すべきことに、新華通信社が、習近平氏の軍視察を伝えたとき、
中国人にも耳新しい「広州戦区」という言葉を使った。
 今までの軍制では、全国をいくつかの「軍区」に分けて軍を配備しているから、
普段は「軍区」という言葉が使われているが、
「戦区」という表現が出たのは今回が初めてだ。
 表現の変化の一つでも、今の習近平体制下の中国が、
すでに「戦時体制」への移行を始めたことを意味しているのであろう。
(以上、引用)
 私も、習近平氏の演説を読むと、
まるで軍事指導者のような「強さと凄み」を感じます。
将来的には、「軍政」に近いものを行うかもしれません。
 これは、胡錦濤氏とは、全く別世界のものです。
胡氏には、いかにも政治家らしいものを感じていました。














































































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